新日鉄「八幡製鉄所へのコークス供給にメド」

新日鉄「八幡製鉄所へのコークス供給にメド」

 新日本製鉄は31日、2009年3月期連結業績予想を上方修正し、純利益が前期比28%減の2550億円になりそうだと発表した。従来予想は41%減の2100億円だったが、鋼材の販売価格を引き上げることで採算改善を見込む。同日都内で記者会見した増田規一郎副社長は「現時点の想定で8000億円の価格改善を見込んでいる。ただ、マージンは前期比で3000億円悪化しており、改定幅はまだ不十分だ」と述べた。「販売価格の改定は引き続きお願いしている」ため、さらなる業績予想修正の可能性もあるという。

 また増田副社長は記者会見で、八幡製鉄所(北九州市)での火災の影響について「今後のコークスの供給手当てはほぼ準備できた」と説明した。同社の他の製鉄所に回す予定だったコークスを融通するほか、外部企業からも調達する。火災が発生したコークス炉の再開時期は未定。

 29日に発生した火災は「ほぼ沈静化した」という。2日間で粗鋼生産量を1万トン減産したが、同日発表した2009年3月期の連結業績見通しには織り込んでいない。〔NQN〕

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