東京株式市場では、日経平均株価は反落。戻りのピッチの速さへの警戒感が強まったことに加え、企業業績に対する警戒感が強く、戻り売りに押された。1万3000円近辺で下げ渋る場面があったが、後場に入って先物主導で一段安となった。前倒しで出ていたショートカバーが一巡し、需給が悪化した、との指摘も出ている。
33業種中、30業種がマイナス。証券や銀行、その他金融、不動産など金融・不動産関連の下げが目立った。業績への不安が高まっているほか、直近まで入っていたショートカバーが一巡した。
ハイテクも軟調。米AMDの下方修正や外資系証券による半導体セクターの受注が想定よりも悪化した、とのレポートが嫌気された。機械、自動車、その他製品、精密機器もさえない。小売はイオン<8267>とコスモス薬<3349>が急落し、セクター全体の足を引っ張った。ネット関連でも急落する銘柄が目立った。
半面、先行き不透明感が強まるなか、ディフェンシブ関連に買いが入ったようだ。パルプ・紙、医薬品、倉庫運輸が高く、水産・農林、電気・ガス、食料品が下げ渋った。また、石油関連や非鉄金属、海運なども底堅い。石油や非鉄・貴金属、海運指数など商品市況の上昇が下支え要因となった。(証券新報・木村)
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